あらゆるものが「過剰」な現代社会。
そんな人間の世界を生きることに疑問を抱く主人公が
ボルネオのジャングルの奥深くに住み
「賢者」と言われる赤い影に会いに行くお話。
実はその赤い影はオランウータン。
オランウータンは何も言わず心に語りかけてくる。
今の人間社会はまるで熟れ過ぎた果実だと。
危険な匂いを漂わせ夢中にさせる魅力を放つ。
しかし一皮むけば中は・・・
どこまでも湿度の高い世界観を、耳にまとわりつくような
トランペットの音色が演出する。
ioraには珍しい社会派メッセージソングの誕生である。