チピヤクカムイとはアイヌ語で「オオジシギ」のこと。
そしてオオジシギの別名は「カミナリシギ」。
求愛の季節、草むらの上空で求愛のディスプレイ飛行を繰り返す姿が有名なのだが、
その時に急降下する際の羽音がまるでカミナリの様だというところから、
この異名がついた鳥。
そしてこの曲は、そのカミナリの羽音を手に入れるために
オオジシギが北海道から海を一直線にオーストラリアまで試練の旅をして、
その先でアボリジニの雷神ママラガンに会うという神話である。
これは、完全なioraの創作神話である。
実際にオオジシギは渡り鳥であり、北海道からオーストラリアまで休みなく一気に渡ることが
最近の研究で判明した脅威の鳥。これは事実。
そんな壮大な試練の旅と果てしなく壮大な世界観を、
バイオリンの多重録音により創りだした力作である!!
一緒に海を渡り試練を乗り越えた時、
きっとあなたもカミナリを纏った翼を手に入れ、強くなる!!